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ロコモティブシンドローム(ロコモ)

ロコモについて

ロコモティブシンドロームとは、移動するという意味のロコモーション(Locomotion)と症候群という意味のシンドローム(Syndrome)、二つの言葉を合わせて造った造語です。
移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態を指します。何か一つの原因がある病気ではなく、移動・動作に必要な組織(骨・関節・筋肉・神経など)が障害され、立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態が、ロコモです。つまり、元気にスタスタ歩けなかったら、ロコモティブシンドロームという事です。

 

日本整形外科学会 ロコモOn Lineより作成

ロコモの診断

先ほどロコモは一つの原因がある病気ではないとしましたが、ロコモの原因としてよく見られる疾患というものもあります。たとえば、大腿骨頚部骨折・変形性関節症・腰部脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・サルコペニア・加齢による筋力低下などがあげられます。
ロコモは運動器の障害により移動能力が低下する疾患ですので、診断にはステップからの立ち上がりや歩幅など運動機能の評価が必要であり、当院では理学療法士と協力して診断していきます。

 

日本整形外科学会 ロコモOn Lineより

ロコモの治療

ロコモティブシンドロームの原因は、複数の要因が関連している場合が多く、丁寧な評価と総合的な対応が必要です。例えば痛みが機能障害の原因となっている方では処方や注射、などで痛みをおさえてからリハビリを行います。
筋力低下のある方では筋力強化訓練や、補助具の利用。関節拘縮のある方はリハビリでの関節可動域訓練などをおこないます。
介護保険などの制度を利用することによって問題が解決できる場合もあり、主治医意見書なども作成いたします。

筋量測定について

ロコモティブシンドロームの要因の一つである筋力低下ですが、一定以上低下した場合はサルコペニアという診断名がつきます。また全体的な筋肉量だけでなく、上下肢での筋量の配分も影響します。
当院では今後InBody S10を導入予定であり、全身の筋量や四肢の部位別の筋量などが評価できます。ご自身の筋量や、どの部位をトレーニングしていけば良いかなどが知りたいなど、まずはご相談ください。

InBody 結果用紙イメージ図

パンフレット

ロコチェック

もっと詳しく知りたい方は

日本整形外科学会 症状・病気をしらべる ロコモティブシンドローム

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